貯蓄型保険はなぜ危険なのか
──「安心」と引き換えに失っているもの
はじめに:なぜ貯蓄型保険は人気なのか
「保険でお金も貯まりますよ」
この言葉に安心感を覚える人は少なくありません。
- 保障もついている
- 貯蓄もできる
- 将来戻ってくる
一見すると、とても合理的に見えます。
しかし、資産形成の観点から見ると、貯蓄型保険には大きな落とし穴があります。
保険と投資を混ぜると、どちらも中途半端になる
保険の本来の役割は「万が一への備え」です。
一方、投資の目的は「資産を増やすこと」です。
貯蓄型保険は、この2つを一つの商品にまとめています。
問題は、その結果として、
- 保障は割高になりやすい
- 運用効率は低くなりやすい
という構造になりがちな点です。
シンプルに分けたほうが、効率が良い場合がほとんどです。
見えにくい「高コスト構造」
貯蓄型保険の多くは、コストが分かりにくい設計になっています。
投資信託なら信託報酬が明示されていますが、保険商品では手数料が内包されています。
その結果、
- どれだけ運用益が出ているのか分かりにくい
- 解約すると元本割れする期間が長い
といった問題が起きます。
「安心」の裏で、コストが積み上がっていることに気づきにくいのです。
解約しづらい仕組み
貯蓄型保険のもう一つの特徴は、「途中解約しづらい」ことです。
- 元本割れ期間がある
- 解約控除がある
- 心理的にやめづらい
結果として、より良い選択肢があっても乗り換えにくくなります。
これは資産形成において大きな機会損失です。
「安心」の正体は何か
多くの人が貯蓄型保険に惹かれる理由は、「安心」です。
しかし、その安心は本当に必要な形でしょうか。
例えば、
- 掛け捨て保険で必要保障を確保する
- 余剰資金を低コスト投資で運用する
この組み合わせでも、同じ安心を得られる可能性があります。
しかも、より効率的に。
本当に危険なのは「考えなくなること」
貯蓄型保険が危険なのは、必ず損をするからではありません。
本当に危険なのは、
一度契約すると見直さなくなることです。
長期にわたり、非効率な資金配分を続けてしまう可能性があります。
どう考えればいいのか
基本の考え方はシンプルです。
- 保険は「備え」として割り切る
- 投資は「増やす手段」として分ける
- コストが見える商品を選ぶ
混ぜるより、分けるほうが分かりやすく、改善もしやすくなります。
まとめ:安心を買う前に、設計を考える
貯蓄型保険は、一見バランスが良さそうに見えます。
しかし、長期的な資産形成では、効率を下げる可能性があります。
大切なのは、
保障と投資を分けて考えることです。
安心感に流されるのではなく、構造を理解して選ぶ。
それが、未来の自由度を高める選択になります。

Fラン私立文系
元アパレル店員
ITエンジニア転職5年目
現在はフリーランス
ほぼリモート勤務
30代既婚男性
属性ADHD
未経験からでも
ITエンジニアなれた
実際の体験をもとに
その道のりを紹介します