1. はじめに:その投資、何のためですか?
最近では、SNSやニュースで当たり前のように投資という言葉を見かけます。
- とりあえず早く始めた方がいいらしい
- みんなやってるし、自分もやらなきゃ
- 積立NISAって聞いたことあるから開設してみた
……こんな流れで投資を始める人も多いと思います。
でも、ここでいきなり大事な質問です。
あなたは「何のために」お金を増やしたいですか?
- 老後のため?
- 子どもの教育費のため?
- マイホームの頭金のため?
- とにかく将来が不安だから?
この問いに答えられないまま投資を始めることは、行き先を決めずに電車へ飛び乗る
のと同じです。
2. 結論:目的が決まらないと「正しい投資方法」は選べない
投資にはいろいろな手段があります。
- インデックス投資
- 高配当株
- 個別株
- 債券
- 不動産
- 積立投資
- 短期売買 など
そして困ったことに、どれも「絶対的な正解」ではありません。
大事なのは目的に合っているかどうかです。
たとえば、
・3年後の利用予定の教育費
・30年後の老後資金
この2つを同じ投資方法で運用するのは、かなり危険です。
3. 目的がない投資で起こりがちな失敗
目的を決めずに投資を始めると、次のようなことが起こります。
相場に振り回される
- 上がると「もっと買えばよかった…」
- 下がると「全部売ったほうがいいのでは…」
目的がないと判断の軸がないため、感情に流されやすくなります。
情報に振り回される
- 「この銘柄が熱い!」
- 「今後はこの分野が伸びる!」
という言葉にすぐ飛びついてしまいます。
目的がある人は
「それは自分の目的に必要か?」
と冷静に選別できます。
ゴールがないから、ずっと不安
いくら貯めればいいのか分からない。
いつまでたっても足りない気がする。
常に不安・焦りがつきまとう。
金額の目標がないと、心も休まらないのです。
4. まず決めるべきは「いつ」「いくら」「何のため」
難しく考える必要はありません。最低限、この3つを決めましょう。
- いつまでに(期間)
- いくらくらい(目標額)
- 何のために(目的)
例:
- 65歳までに老後資金として2,000万円
- 10年後に子どもの教育費で300万円
- 5年後に車を買い替えるため200万円
ここまで決めれば、自然と「取れるリスク」と「取れないリスク」が見えてきます。
5. 目的別:ざっくり投資方法の考え方
以下はあくまで一般的な考え方ですが、参考までに。
3〜5年以内に使う可能性が高いお金
- 旅行資金
- 車の買い替え
- 引っ越し費用
値動きの激しい投資は基本NGです。
預金・個人向け国債・債券など、値動きが小さめの資産が中心になります。
5〜15年くらいの中期資金
- 教育費
- 住宅の頭金
リスクを取りすぎないバランス型が候補です。
株式と債券の分散、積立と分散投資の組み合わせなどが考えられます。
20年以上の長期資金(老後など)
このくらい長期になると、株式インデックス中心でも現実的です。
長期運用なら値動きのブレを吸収しやすく、複利の力を活かしやすくなります。
6. 「目的→手段」の順番を間違えると危険
よくある間違いは次のパターンです。
<誤った順番>
「流行っている投資」→ それで何とか目的を合わせる
<正しい順番>
目的 → 期間 → リスク許容度 → 投資手段
投資はファッションではありません。
目的を照らし合わせて「合うものだけ」選ぶことがとても重要です。
7. 目的が決まらない人は「仮」でOK
「そんなにハッキリ決められない」と感じる人もいると思います。
結論から言うと、仮で構いません。
- なんとなく老後資金
- とりあえず10年後の自分のため
- まずは将来の安心感を買いたい
このくらいのイメージでも十分です。進めながら変わっていって問題ありません。むしろ、変わるのが普通です。
大事なのは、
何も考えずに始めるのではなく、
「仮でもいいから方向性を持つこと」です。
8. よくある質問・反論Q&A
Q. 目的は後から決めてもいいですか?
はい、大丈夫です。
ただし、
・目的を決める
・投資方法を見直す
という見直しは定期的に行いましょう。
Q. 老後資金も教育費も旅行も、全部あります…
それで問題ありません。複数の目的があるのは自然なことです。
その場合は、
・目的ごとに口座や積立を分ける
・管理しやすいよう「ラベル」をつける
といった工夫をすると、かなりスッキリします。
Q. まだ目的はぼんやりですが、投資を始めない方がいいですか?
超短期で使うお金以外であれば、小さく始めること自体は問題ありません。
ただし、
・生活防衛資金(3〜6ヶ月分)は確保する
・借金返済が優先になるケースもある
この2点は忘れないようにしましょう。
9. まとめ:今日がいちばん若い日
■ この記事の結論
- 投資は目的が決まってから始める
- 目的がないと情報と感情に振り回される
- 「いつ・いくら・何のため」を先に決める
■ 今日から実践できること
- 使い道を書き出してみる
- 「いつ・いくら・何のため」をメモに落とす
- 目的ごとに投資方法を分ける
■ 最後にひとこと
今日がいちばん若い日です。
完璧じゃなくてかまいません。
「何のために増やしたいのか」を一言だけ書いてみることから始めてみてください。
そこからあなたの投資は、迷子にならない旅に変わります。

Fラン私立文系
元アパレル店員
ITエンジニア転職5年目
現在はフリーランス
ほぼリモート勤務
30代既婚男性
属性ADHD
未経験からでも
ITエンジニアなれた
実際の体験をもとに
その道のりを紹介します