ITエンジニアは意外と合う職業? ~ADHDという自分を受け入れてみる~

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ADHDについて

私がADHDということがわかったのはつい最近です。
30歳、大人になってからです。
この記事では、私がADHDということを
どう向き合ったのか
そして今のフリーランスエンジニアという仕事において
どう影響が出ているのかを紹介していきます。

まず、ADHD(注意欠如・多動症)とは、発達障害の一種で、「注意の散漫さ」「衝動的な行動」「多動性」が主な特徴です。
(以下chatGPTさんの回答を用いて記載しております)

多動

ADHDの「多動」とは、一般的に年齢や状況にふさわしくない頻度で身体を動かす特性を指します。具体的には以下のような行動が見られます。

  • 身体のそわそわ感: 座っている時でも足や手を動かしたり、身体を揺らしたりする。
  • 着席の困難: 長時間座っている場面(授業や会議など)で立ち上がってしまう。
  • 過剰なおしゃべり: 必要以上に話し続ける傾向。
  • 動き続ける: 落ち着いた活動を避け、常に身体を動かそうとする。

多動は子どもに多い印象ですが、大人でも「頭が忙しい感じ」や「無意識に手足が動く」形で現れることがあります。適切な環境調整や自己管理スキルの習得が対策の一助になります。

注意欠如

ADHDの「注意欠如」とは、集中力を保つことや情報を整理することが難しい特性を指します。具体的な例は以下の通りです。

  • 集中力の維持が困難: 興味のあることには集中できるが、単調な作業や指示に対してはすぐ気が散る。
  • ミスが多い: 小さな注意不足によるミス(例えば書類の見落としや数字の入力ミス)が頻発する。
  • 指示の忘却: 複数の指示を受けた場合、途中で忘れてしまったり混乱する。
  • 物忘れが頻繁: 持ち物を忘れたり、予定を忘れることが多い。
  • 物の紛失: 鍵、スマホ、書類などの物を頻繁に無くす。
  • 話を最後まで聞けない: 相手が話している途中で気が散り、話の要点を理解しにくい。

これらの特性は学校や仕事、家庭生活に支障をきたすことがありますが、スケジュール管理法や環境調整、支援ツールなどを活用することで対処が可能です。

結論

障害を持つということは大きな負担と不安を抱えましたが
今はADHDということを前向きに考えて受け入れています。
仕事に関しても特に大きな支障は出ていません。
むしろ、販売員時代よりも楽になった部分もあります。

前向きに考える

前向きに考えるというよりも
知ることで前向きになれたという方が近いかもしれないです。

診断を”やっぱりそうだったか”と腑に落ちた
安心したということが
自分にとってはよかったです。

目に見えない敵の正体がわかった
敵のことも少し愛せたということかなと

よくあるアニメやドラマの悪役が
終盤実はこんな裏のストーリーがあって今までこんな悪さをしていたのには理由があった…みたいな
(伝わるかな…笑)

それも自分なのだという結論に最終的になりました。

ADHDのエンジニア

正直最初の方は自分の特性に振り回されました。
特にITエンジニアって会社の根幹に関わるようなシステムに触れる機会もあるので、不安は大きかったです。
実際にミスは何度もありました。
しかし、職業柄なのか
ヒューマンエラーは起こりえるもの”その前提で準備をしっかりして
対応するケースが多く
大事な作業は先輩と二人体制でチェックしながら行うなど
ミスを事前にカバーできる仕組みがあったので
むしろ出来て当たり前と一人で行うことが多い仕事よりも
気持ち的にも楽だなと思います

生きづらい理由を探していた

ADHDということが人生に影響を及ぼすくらいになったのは
大人になってからです。
昔から忘れ物が多くてそそっかしいところがあるのは自覚していましたが学生時代はもっと軽く考えられていた気がします。
もちろん特性が出てミスをしたときは落ち込んだこともあります。
しかし、社会人になってからの方が
そのダメージが大きく
”こんなこともできないのか”とプライドがズタボロになりました。

ケアレスミス?

特に仕事をしていく中で
大きく足かせになったのが
「うっかりミス」が多いこと、よく言うケアレスミスだ

レジ打ちであり得ない金額ミスをしてしまう
自分でも気が付いていない

4万円を4円で打っていて
レジ締めで周りに迷惑をかけたり

ゆとり
ゆとり

この時は死ぬかと思った

一つ失敗すると次はミスしないようにと
集中して間違えないようにやるけれど
逆に他がおろそかになってまた別のミスをする

 

早起きはできるのに
忘れ物が多く何度も家に戻ってしまったり
簡単な電車の乗換に間違えて遅刻する

学生の時以上に社会人では自分の特性が大きく影響してくる

不注意優勢型

ADHDは多動と注意欠如の両方の特徴を持つ人だけでなく
どちらかの特徴が濃く出る人やいわゆる”グレーゾーン”と呼ばれる
あまり特性が出ない人も多いです。

私の場合は注意欠如優勢型のADHDと診断された

それまで日々自分を責めていた
真面目に努力しても自分が足を引っ張る

注意不足
ミスが多い
うっかりしている
詰めが甘い

積み上げてきた信頼はすぐに自分で崩してしまう
どうしても理由がわからず
自分に失望してきた

世の中でADHDという言葉が出始めた時
まさに自分なのではないかと思った

だけど
認めることが怖かった
言い訳をしているのではないか?
もしADHDじゃなかったら自分はただの怠け者なのではないか?
そんな不安がぐるぐるして誰にも言えず自分に溜まっていった
 
しかし
知ることで変わることがあるかもしれない

そう思って
意を決して診断を受けてみた

結果は予想通りだった
治療も進められたが
断りました

知ったことで気持ちが軽くなったから
受け入れて付き合っていくことを決めた
誰かに言うわけでもなく、でも隠すわけでもなく

今まで自分を責めていたことが
ADHDだからだと知れたことで
自分を責めなくなった
それだけでも心が晴れたので
今でも不注意は多いけれど
自分を自分でサポートしていこうと思える

傾向と対策をうって
不注意と付き合っています

まとめ

それにADHDの特性は他にもある
過集中
昔から好きなことには没頭できた
そのおかげで自分の世界を持っている
”すき”に対して真摯に向き合えることは
ADHDのおかげでもある
お金や時間の余裕を持てた今
”すき”を探して没頭して
自分の世界を広げられる

そんな今が大好きです

自分は人より劣っているとずっと思っていたけど
今は誰よりも自由になれています

IT転職もフリーランスになったことも
ADHDの診断を受けたことも
少しの踏み出す勇気で
開けた道です

きっと誰にでもできる

コメント

ゆとり

Fラン私立文系
元アパレル店員
ITエンジニア転職5年目
現在はフリーランス
ほぼリモート勤務
30代既婚男性
属性ADHD

未経験からでも
ITエンジニアなれた
実際の体験をもとに
その道のりを紹介します

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